キラキラ 言葉との出会い

言葉があるから、人は思考することができます。  

そして言葉は、ただ会話やコミュニケーションを可能にしているだけではありません。私たちは、言葉を使って考えます。つまり、言葉は『思考するための道具』です。

 子供たちが、言葉を覚えるには必ず『思考力』を使っていますから、子どもは元々考える力をもっているわけですが、それをどれだけ伸ばしていけるかは、『語彙の習得』にかかっています。

『言葉の力』と『思考力』は連動していて、一方が伸びればもう一方も伸びていきます。例えるなら、右足と左足のような関係です。歩くとき、右足がでれば左足も勝手に前へ出るように、言葉の力が発達すれば、思考力も自然と磨かれます。

 そんな子供たちの言葉の力を伸ばすための今日の取組をお知らせします。

 5年生は、朝の会で「冬に食べたいもの」といてテーマで会話をしています。30秒、ペアスピーチです。よくよく考えて、自分の思いを言葉で表しています。おもち・・・おしるこ・・・なべ・・・と楽しくなってきました。

 2年生は、図書室で本を借りる準備です。たくさんの本に囲まれて、読みたい本を探しています。いくつの言葉に囲まれているのでしょうか。その前に、漢字の学習に取り組んでいる姿が。

 本をすぐ手にすることができる環境が整っています。

3,4年生は、漢字練習を地道に実施。何度も書いて漢字を覚えます。大変大切な基本的な学習です。言葉を習得するためには、その言葉を読める、書ける、意味が分かる必要があります。家庭学習でも取り組むと定着がアップします。

 6年生は「鳥獣戯画をよむ」の単元で、分からない言葉を調べています。国語辞書には、調べた言葉の付箋がたくささんです。6年間でどれだけの言葉を習得できるのでしょうか。

 地道に粘り強く取り組む力=「勤勉性」は、今、養われています。

 1年生は、担任の先生に市民憲章の言葉を教えていただき、暗記しています。難しい言葉の連続ですが、諦めずに覚えようとしています花丸背筋を伸ばし、その姿勢がすばらしい!

国語科で「じどう車くらべ」の学習をするのでしょう。興味関心を高めながら学ぶことができるよう、工夫された環境になっています。

 子供たちが、たくさんの言葉と出会い、言葉の力を付け、同時に考える力を磨いていけるよう努めています。