地域伝統行事を後世へ
三連休です。きっと、子供たちは、家族そろって、幸せな時間を過ごすことができていることと思います。
三連休初日、佐藤様、磯様、天沼様の御厚意により、来週20日(水)に予定されいる「豊年棒つくり」の準備をしました。
まず、この「回転式足踏み脱穀機」の存在に驚かされます。稲穂先からもみを落とす「脱穀(だっこく)」するための道具は、時代とともに変化していき、足踏み脱穀機の使用は、大正時代からとのこと・・・。5,6年生が、足踏み脱穀機の使用を体験します。できるかな?
今回は、豊年棒つくりのための「わら」を準備するために足踏み脱穀機を使用しています。
豊年棒は、この地区で「ぼうじぼ」とも呼ばれ、子供たちが十五夜と十三夜の日に地域の家庭を回り、歌に合わせてわらで編んだ棒で地面をたたき、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る。農作物に害を与える害虫を追い出す行事との説もあります。
20日(水)は、全校生が地域の高齢者の皆様に指導を受けながら稲わらで豊年棒を作ります。伝統行事が失われつつある中、子供たちが地域の伝統を覚え、後世へ伝える活動です。20日が楽しみです。
佐良土生まれの私は、むかしむかし「🎶ほうねんぼう、ほうねんぼう。大麦当たれ!小麦当たれ!三角ばたけにソバあたれ!もう一つおまけにぶってやれ!🎶」と歌いながら、豊年棒を地面にたたきつけました。その歌の意味はよく考えずにいましたが、今になると不思議です。特に「三角ばたけにソバあたれ!」とは、どういう意味があったのでしょうか?