縁起物:郷土料理「しもつかれ」
2025の初午(はつうま)は、2月6日です。初午ということばは、2月最初の「午(うま)の日」からきています。和銅4年(711年)2月初午の日に稲荷大神が稲荷山に鎮座したゆかりの日なので、その年の2月最初の午の日を初午と呼ぶようです。初午の日は、「しもつかれ」を食べる風習があり、本日の給食に「しもつかれ」が出されました。子供たちの給食の様子です。
子供にとっては、もりもり食べたいメニューではないようですので、どうかな~と心配。
家で「しもつかれ」を食べますか?の質問をすると、
クラスのおよそ四分の一くらいの児童が「おばあちゃんが作るよ。」などと言いながら家でも食べていることを教えてくれました。
「しもつかれ」には魔ちゃ除け、厄除け、無病息災の縁起物の料理とされており、昔から「7軒の家のしもつかれを食べると病気にならない」とも言われていたようです。隣近所ではそうした言い伝えもあり、お互いの「しもつかれ」を分け合ったりしたそうです。
そうした縁起物の由来は「しもつかれ」の材料にも関係しています。
鮭の頭は正月の塩鮭の頭を使いますが、悪霊を追い払う力があるといわれています。
また、大豆は節分の福豆の残りを使いますが、福豆は邪気を追い払う力があるとされています。こうして魔除け、厄除けの力がある食材を使った「しもつかれ」は無病息災の縁起物の郷土料理となっているとのこと。
本日給食前には、どのクラスでも栄養教諭による手作り紙芝居「しもつかれ」の朗読により、しもつかれのいわれや、意味等を学んだ子供たちです。手作り紙芝居の作成と朗読、大変ありがとうございます。
給食の「しもつかれ」は、子供たちが食べやすい大きさ、甘めの味付けになっています。鮭も上質な部分が使われています。少々苦手そうな子もいますが、子供たちは、どんどん食べて完食😊
みんなで美味しくいただき、おかわりもしました。ごちそうさまでした。