晴れ 「WEB QU」と「ハピモニ60分」の取組で

 子供たちには、日常生活や学校生活を楽しく充実して過ごしてほしいです。

 しかし、その子を取り巻く大人が、その子の状況に気づくのは難しく、いじめや不登校が起こってからの後手対応になってしまいがちです。

 そこで、開校から2ヶ月がたち、子供たちの心の様子を多角的に把握するために、本年度より「WEB QU」を実施することにしました。

 「WEB QU」は、教職員が一人一人の子供の状態を多角的に知ることができるアンケートツールです アンケートは、web上で行われ、結果もこれまでより大幅に早く入手できます。そのため、リアルタイムの学級経営が可能となります。はじめての試みであるため、うまく操作できるようになるまで、てんやわんやでしたが、教職員総出で対応しました。

子供たちの思いは、web上ですぐ分かります。今日の教育相談にも生かせます。

子供たちの観察や面接だけでは知り得なかった状況を把握し、現状に合わせた対策により、一人一人がよりよい日常生活や学校生活を過ごせるよう努めていきます。


  また、湯津上地区小学校と中学校が連携して取り組む「ハピモニ60分」に対し、保護者の皆様より多大な御理解・御協力をいただき、誠にありがとうございました。本日、全校生の取り組みの様子が届きました。一人一人の記録に目を通しました。はじめての1年生の取り組みの様子(一部)を御紹介します。

高学年も就寝時刻、起床時刻を意識し、規則正しい生活をしようと努力していることが分かりました。

養護教諭が、学校全体の取り組み状況をまとめました。

生活リズムを整えると、子供に次のような“いいこと”が育ちます。

1 集中力が育つ
集中力を高めたり感情をコントロールするホルモン「セロトニン」は、ぐっすり眠って目覚めた朝に太陽の光をたっぷりと浴びると、分泌が増えます。セロトニンの分泌が減ると、イライラしたり攻撃的になってしまいます。

2 抵抗力がつく
夜、真っ暗な部屋で静かに眠っていると、「メラトニン」というホルモンが分泌されます。

メラトニンには感染症などへの抵抗力を高める働きがあるので、ぐっすりといい睡眠がとれている子は病気になりにくい傾向があります。

 3 自己肯定感が育つ
人は睡眠中に記憶を整理しています。たくさん眠ることで体験したことがインプットされ、自分のものになっていくのです。これによって「やったことがあるからできる」という自信がもて、自己肯定感が高まります。

小学生の子供たち、今だからこそ、御家庭と学校が手を組んで、つけてあげたい力です。

ハピモニ60分効果は、これもでしょう。今日も青空の下、ランランタイムでは全校生が元気に走っています。

 今日の青空給食は2年生でした。お友達と楽しく食べることができるのもハピモニ60分の効果ではないでしょうか。