明治7年5月10日 創立記念日
本日、めでたく湯津上小学校は、149年を迎えました。古い歴史のある湯津上小は、たくさんの先輩方から繋がれて今があります。そんな記念する日、佐藤 工様をお迎えし、誕生のお祝いを行いました。
講話のはじめには「お祝いに校歌をを歌いましょう。」と佐藤様から子供たちへ声がかけられ、ともに、声高らかに、校歌を歌いました。
そして、「どうして私が校歌を歌えるかというと、湯津上小学校に14年間かよったんです。」と。
子供たちは・・・・「?」
「小学校時代6年間と教師となってこの学校で8年間、あわせて14年間かよったのです。 大学生の4年間を除く59年間この湯津上地区にいます。」と続けられました。
そして、小学校時代の校舎やいたずらをした思い出、土器ややじり拾いをしたことなどを伝えたくださいました。
教員時代のクジャクが逃げ出すエピソード、子供たちと釣りや山菜採りをしたことなどをお話しされると・・・
子供たちは、笑顔になり、時に驚きながら話を聞き、一気に子供たちと佐藤様との距離が縮まりました。
そして、最後には、「なぜ、湯津上に住み続けるのか?」その答えを子供たちに伝えてくださったのです。
その答えとは、「カジカの卵とり、川遊び、キノコ取り、土蜂とり、チンちめとり、洞門くぐり、プロレスごっこ・・・ここでの遊びがたくさんあった。」「岩舟台遺跡、那須国造の碑、佐良土館跡、木曽武元の墓・・・・等、他の地域の人に誇れる場所がある。」だからここに住み続けていることをお伝えくださったのです。教員時代に目指した子供は、「友達や先生の話をよく聞いて、一生懸命に勉強する子。一人一人、誰もが楽しく学校生活を送れること」でしたと。
「今も子供たちが、しっかり受け継いでくれている。」と感謝の気持ちをお伝えくださいました。
朝の記念講話後、校長室でお休みされている佐藤様へ「聞きたいことがあります。」と6年生が入室。
「土器は、どのへんで拾ったのですか?」「その時代、よく子供たちを遊びに連れて行けましたね?許されたのですか?」などの質問がありました。今後も佐藤様に、湯津上の歴史のこと、自然のことを教えていただくことになりました。
本日は、湯津上小の素敵な誕生日になりました。佐藤 工様ありがとうございました。これからのよろしくお願いします。